
“これまでの商売で、これほど景気の悪い時代を経験したことがない”と、耳にすることが多くなりました。
ある倒産会社からの情報より、いままで取引のなかったメガバンクの支店担当者から提案を持ちかけられ「今後はうちと付き合っていただけませんか。ついでに、他銀の融資を肩代わりします。」と・・・会社の規模も小さく、付き合いのある金融機関は小さいところばかり。そこに、メガバンクから声がかかることなどなかった社長はすっかり舞い上がってしまい、融資話に希望を膨らませてしまう。ところが突然ある日のこと、思いもかけない連絡がメガバンクの担当者から入り「この前の話はなかったことにしてください。」と聞かされ、融資が断られるほどの経営状態ではなかったのに・・・社長は担当者にすがったが、担当者は「本部が首を縦に振らない」との一点張り。これまでは、多少苦しい時でも融資を繋いでくれたのに、さまざまな理由を付けて断ってくるようになる。融資姿勢の変貌である。
とにかく、急に資金繰りに詰まってしまう “ガン” ではなく “突然死” してしまう「資金繰り倒産」のケースが非常に多いと聞かされている。 今までの金融情勢からすると銀行側の事情も分かるが、金融機関と信用保証協会が生命維持装置を付け、無理やり延命してきたことが、今は限界に来ていると考える。(この背景には、サブプライムローン問題などによる金融機関に対する金融庁の姿勢があるのでは・・・?)
最近読んだ雑誌には、「危ない会社の実像を見抜く」「取引先倒産でも損をしない方法」などと書かれていて、読者の目を引き付けているようですが、今は、「危ない会社」ではない会社とだけ取引をして、景気が良くなるような金融体制になるのか?